県連トピックス
2025年度 第54回長崎県生協大会開催報告について
11月19日(水)に第54回長崎県生協大会を開催しました。この長崎県生協大会は、毎年、会員生協が介して学習する場と生協間の交流を目的に開催しています。
今年は「被爆・戦後80年」の取り組みとして平和をテーマとした講演会を開催することとしており、今回は高校生平和大使派遣委員会の平野伸人氏と高校生平和大使2名を講師として開催しました。
昨年度に引き続き、交通アクセスも良く、コスト的にもメリットのある九州労働金庫長崎支店4階の会議室を会場とし、実参加のみの参加とし、対面でリアルに話が聴ける場として対応しました。
参加者は、総数64名(前年90名)、7生協から参加いただき、永年勤続者表彰、平和に関する学習講演とトークセッションを行いました。
詳しくは、以下にご報告いたします。
① 開会のあいさつ 山城会長
- 実行委員として準備してこられた方々にお礼を述べられ、その後、私たちを取り巻く情勢(物価高、不安定な世界情勢)にふれ、こんな状況の中ではあるが、生協としての役割をしっかり果たしたい、そしてこの場で会員生協間のコミュニケーションを図ってほしい旨のお願いをしました。また、長崎県生協連に加盟している1生協が大変厳しい状況となっていることも触れられました。
さらに、今年は被爆・戦後80年を迎えるので、被爆者団体、および行政と連携を図りながら取り組みを進めていくことと2025国際協同組合年の取り組みも踏まえた挨拶としました。
② 永年勤続表彰 生活協同組合ララコープの松﨑義徳さん
- 松﨑さんが登壇し、表彰を受けた後、「生協の社会的役割は大きい、これからも生協の活動は、社会・地域貢献するものと確信しています」と力強く、ごあいさつされました。
③ 学習講演① 「高校生平和大使活動の歴史、経過について」
講師:高校生平和大使派遣委員会 平野 伸人 様
- 高校生平和大使の活動の歴史やこれまでの経過のお話があり、苦労されたお話も含めわかりやすく説明していただきました。
④ 学習講演② 「高校生平和大使の活動報告について」
講師:高校生平和大使2名(芮序知さん、高田健士郎さん)様
- 高校生平和大使のお二人からは高校生平和大使となったきっかけや、これまでの活動や成果、苦労されたお話などを報告していただきました。
⑤ トークセッション
参加者:高校生平和大使(芮序知さん、高田健士郎さん)、グリーンコープ石原理事長、ララコープ春田会長
ファシリテーター:ララコープ新山理事
- 40分間という短い時間ではありましたが、参加者4名の方々から自己紹介を含めたこれまでの活動報告をしていただきました。また、ファシリテーターや参加メンバーの方々からの質問に対してそれぞれの想いや苦労話、これからの課題などのお話が聞くことができ、とてもすばらしいトークセッションとなりました。
⑥ 閉会のあいさつ 田代副会長
- 本日の長崎県生協大会が有意義であったこと、そして、今回参加された方々が共感した内容を持ち帰り、身近な方と思いを共有し、 日頃の仕事に生かしてほしい旨をお願いして閉会しました。
⑦ 全体通してのまとめ
- 2回の実行委員会の中で企画検討し、当日を迎えた本大会でしたが、参加者が前年に比べ減少しました。しかし、内容的には平和をテーマとした少し硬い講演になると予測しましたが、講師の平野先生をはじめお二人の高校生平和大使のお話やトークがとてもすばらしく、参加者からの高い評価を得られました。
第二部としてはトークセッション形式で平和をテーマとした内容を深掘りしましたが、トークセッションに参加されたメンバーからもとても良いお話があり、こちらも高い評価となりました。
また、会員生協間での交流が図れ、中身の濃い、長崎県生協大会になったのではないかと考えています。
今後の仕事を行っていくうえで、本日学んだことを少しでも実践していただければと思います。
<会場に参加された方々の声・感想(アンケートより抜粋)>
★アンケート提出 53枚 以下内訳
大変良かった(44人) 良かった(8人) 普通(0) あまり良くなかった(0) 良くなかった(0) 未記入(1人)
※大変良かった、良かったで全体の98%を占めており、とくに大変良かったが83%となり、過去3年で最も高い評価となりました。(2023年度49%、2024年度54%)
●学習講演①・②「高校生平和大使の活動報告について」
- 報道で活動のときに平野先生にお会いすることはありましたが、直接お話できて感激しました。先生が高校生に飲み物を買ってあげたり女子生徒の帰りを心配する日々を支えている姿を見ました。それを受けて高校生が成長している姿を見ることができました。
- 高校生平和大使のお二人のコメントが素晴らしく、日々の生活や生協活動に繋がるヒントがたくさんありました。有難うございました。
- 平和活動の壁を取り除きたい。もっと多くの人が日常の事として平和に繋がる活動ができるように、それぞれにできることが何があるのかを考えさせられました。「X」でつぶやいたり…と、平和大使の高田さんがおっしゃったのが今どきの若者だなあと。でもそんな活動こそ、これからの若者に伝えていく、広めていく可能性を秘めているのだろうな…と感じました。
- 高校生平和大使のお二人のすばらしさに驚かされました。自分の思いや考えをわかりやすく、きちんと伝えられる姿に、自分自身、平和についてあまりできていないと反省です。小さなことからでも始めていきたいと改めて思いました。ありがとうございました。
●長崎県生協大会の全体を通しての感想
- トークセッションの試みは大変良かった。様々な切り口から意見交流がなされ、高校生平和大使のふだんの生活、平和への思い、悩みや苦労なども知ることができて有意義な時間でした。
- いきいきコープ升本理事のメッセージ良かったです。講演、トークセッション含めて、とても素晴らしいプログラムだったと思います。
- 他県から長崎に来ているのですが、同世代の人は幼い頃の資料館の話が恐かったので現資料館には行ったことがないそうです。平和はお腹いっぱいとも聞きます。長崎からもっと発信しなければと考えました。
- 高校生平和大使のお話はとても良かったと思います。高校生の声を聞けて感心すると共に非常に頼もしく思いました。被爆80年にふさわしい企画だったと思います。若いお二人に勇気づけられました。
- 他生協の取組みを知ることができました。何より「ビリョクだけどムリョクじゃない」何事も最初の1歩から継続の大切さ、伝える=伝わる、理解を得る、信頼を得る、高校生の伝える力の素晴らしさを感じました。
- 県内にある各種生協が一斉に集まっての生協まつり。いつかあれば良いのに…ずっと感じています。各生協は別々のものではなく、それぞれに共通した部分があり、繋がる部分があると思います。子どもの時は〇〇生協、学生になると大学生協、社会人や家庭を持って、また△△生協へ。福祉が必要になれば□□生協へ。いろいろな選択ができること、もっと多くの人々へ広めたいですね。
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| 会場の様子 | 司会のララコープ為田理事 | |
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| 開会のあいさつ 山城会長 | 永年勤続表彰のララコープ松﨑さん | |
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| 高校生平和大使責任者 平野先生 | 高校生平和大使の芮序知さん、高田健士郎さん |
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| トークセッション 左より ララコープ新山理事、ララコープ春田会長、グリーンコープ石原理事長 |
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| トークセッション 芮序知さん、高田健士郎さん | 平和活動を語る いきいきコープ升本理事 |













