県連トピックス

2025国際協同組合年(IYC2025)合同研修会の開催報告について

 2025年10月4日(土)に、長崎県JA会館7階会議室(長崎市出島町1-20)にて 「2025国際協同組合年(IYC2025)合同研修会」を協同組合ながさき連絡会の主催で開催しました。

 協同組合ながさき連絡会とは長崎県内11の団体で構成しており、「長崎県農業協同組合中央会」「全国農業協同組合連合会 長崎県本部」「全国共済農業協同組合連合会 長崎県本部」「農林中央金庫 長崎支店」「長崎県漁業協同組合連合会」「九州信用漁業協同組合連合会 長崎統括支店」「長崎県森林組合連合会」「九州労働金庫 長崎県本部」「全国労働者共済生活協同組合連合会 長崎推進本部」「共栄火災海上保険株式会社 長崎支社」「長崎県生活協同組合連合会」の11団体となっています。

 当日は、天候も徐々に回復し、午後からの合同研修会に約240名の方が参加され、生協関係者も54名参加しました。また、総合司会は生活協同組合ララコープの篠﨑副会長が務めました。

 
生活協同組合ララコープ
篠﨑 副会長
長崎県農業協同組合中央会
内田 専務理事

 開催にあたり、長崎県農業協同組合中央会の内田専務理事より開会挨拶が行われ、来賓祝辞として浦長崎県副知事より賜りました。

 
長崎県 浦 副知事 日本協同組合連携機構
比嘉 代表理事専務

 その後、合同研修会が開始され、第一部として日本協同組合連携機構の比嘉代表理事専務様より「協同組合理念と協同組合間連携について」と題して、ご講演をいただきました。

 講演内容としましては、2025年が二度目の国際協同組合年(IYC2025)とする国連決議の意味(期待と評価)を詳しくお話いただきました。また、全世界が抱える様々な困難を少しでも克服するためには、「世界中の協同組合は、事業を通じて、組合員のニーズと願いを実現し、その延長で社会や地域の課題解決に貢献してきた。そのことは素晴らしいこと。世界は今、困難に満ちている。協同組合は課題を起点に、新たな事業方式を生み出し、あるいは、従来の事業方式を見直して、課題解決に貢献してほしい。」と国連のメッセージはこうゆうことだと理解しているとのお話でした。

 第二部では東京大学大学院 農学生命科学研究科の鈴木特任教授様より「食料安全保障における協同組合の役割について」と題して、ご講演をいただきました。

 講演内容としましては、日本の農業問題やコメ不足となった背景などとても分かりやすく、鈴木節で話され、会場も笑いが絶えませんでした。また、政治に関するお話もされ、日本国の政策の動向や食料に関する危機感が増加していることなどの内容でした。参加者の感想としましては、今回の合同研修会で学んだことを自分のこととして、しっかりと理解し、行動して行くことがとても大事だと思ったことや、様々な協同組合があり連携して行くことで、社会や地域の課題が少しでも解決していくことがとても重要なことだと理解し、私自身も積極的に参画していきたいと考えますなどのご意見が多数出されました。

 最後に「IYC2025を契機とした協同組合連携に関する宣言文」を九州信用漁業協同組合連合会の小田常務理事より読み上げられました。今回の合同研修会は、とても有意義な合同研修会になったと思いますし、今後も継続していきたいと考えます。

以上

 
東京大学大学院
農学生命科学研究科
鈴木 特任教授
九州信用漁業協同組合連合会
小田 常務理事
合同研修会 会場の様子

↑ページの先頭へ戻る