県連トピックス

2024ピースアクションinナガサキの開催報告

 2024年8月7日(水)~8日(木)の2日間にわたり、長崎市民会館を中心とした3会場で、「戦争も核兵器もない平和な世界を~被爆79年ナガサキの心を未来へ~」をテーマに2024ピースアクションinナガサキを開催しました。

 今年は新たな分科会として、「日本生協連の若い職員の考案による新しい平和活動を展望する企画」、「継承者(被爆3世)による二重被爆の証言」、そして、東京大学渡邉英徳研究室の最新テクノロジーを駆使した「ミライの平和活動」と「平和のかけら」を合わせて4つを企画しました。

 その他、従来からの「室内碑めぐり」、「被爆の証言」、「平和の紙芝居」そして、「平和のまち歩き」を実施し、 トータル8つの分科会と虹のひろばを開催しました。県内外含め、25生協・1,395人の参加者がありました。

【第1日目 8月7日(水)】

〈1〉室内碑めぐり/城臺美禰子さん

◆13時30分~15時

(司会)ララコープ/里中理事

会  場:長崎被災協地下1階講堂

参加者:8生協・43人

 最初に城臺さんから、長崎に原爆が投下された理由、被爆当時の惨状、今も後遺症に苦しむ被爆者の姿が報告されました。

 その後、城臺さん自ら碑めぐりポイントを回り、制作したスライドをもとに各祈念碑の説明と自らの被爆体験も交えながら丁寧に詳しく説明しました。参加者のみなさん真剣な眼差しで聞き入っていました。

 城臺さんの説明はわかりやすく、参加者からは「非常に参考になった」、「長崎にこんな祈念碑があるとは知らなかった」、「戦争は決して行ってはいけない」、「実際に回ってみたい」等の意見が出されました。

 
参加者のみなさん 説明する城臺 美禰子 さん

〈2〉平和のかけら/東京大学大学院 渡邉研究室

◆13時30分~15時

(司会)ララコープ/井手会長

会  場:長崎市役所2階 多目的スペース

参加者:7生協・97人

 東京大学渡邉研究室の学生が講師となり、自分たちで作成し、2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選した、次世代向けの平和教育ツール「平和のかけら」を体験するワークショップを開催しました。

 ワークショップが主体だったので、親子の参加が目立ちました。講師より、作業シートの写真を基に「写真から連想すること」、「平和な世界のタイトルは」、「どうしたら平和なシーンが実現できるか」について考え、シートに記入していきます。親子で平和について考え、学ぶ良い機会になりました。

 参加者からは「親子で平和について考え、学べて楽しかった」、「これまでの分科会と違い新鮮だった」、「平和な日常に感謝したい」、「各々いろんな考えがあることが分かった」等の意見が出されました。

 
講師の東大・大学院生 ワークショップ作業シート

〈3〉被爆の証言/八木道子さん

語り部の八木 道子 さん

◆15時45分~16時45分

(司会)グリーンコープ/石原理事

会  場:長崎被災協地下1階講堂

参加者:12生協・85人

 被爆者の八木さんからは、被爆前の市民のくらし、長崎原爆の凄まじい熱風・爆風のほか、放射線による原爆症の深刻な被害が79年経った今でも続いていると証言がありました。

 長崎市街の地図やスライドを活用して大変分かりやすい説明でみなさん真剣に聞き入っていました。参加者から「やはり、被爆者の生の体験談は心に響きます」、「わかりやすい説明で内容がよく伝わってきた」、「こんな悲惨な戦争は決してしてはいけない」、「放射線は目に見えないので怖い」等の意見が出されました。

〈4〉ミライの平和活動/東京大学 大学院 渡邉英徳教授

◆15時45分~16時45分

(司会)グリーンコープ(長崎)/樋上理事

会  場:長崎市役所2階 多目的スペース

参加者:6生協・95人

 東大渡邉教授が講師になり、平和活動を紹介する「CO・OP PEACE MAP」や被爆者の体験談・写真をまとめた「ナガサキ・アーカイブ」および、「ウクライナ衛生画像マップ」等について学びました。

 今回の企画は、これまでの分科会とは異なり、デジタル技術を駆使し、時代の先端となる画期的な内容だったので小学生から高校生中心の若い世代の参加が多く、非常に意義のある分科会となりました。

 参加者からは「原爆直後の状況がカラー化され、より明確に当時の様子がわかりリアルだった」、「次の世代に繋がる活動だと思った」、「デジタル上で被爆者が一目で判り画期的だった」等の意見が出されました。

〈5〉平和のまち歩き/ガイド役は長崎のピースボランティア(高校生・大学生 16人)・平和ガイド2人

平和ガイドの説明に聞き入る参加者

◆17時30分~18時30分

集合場所:爆心地公園

参加者:平和公園コース(6生協・36人)、浦上天主堂コース(10生協・85人) 合計:121人

 平和公園内をめぐるコースと浦上天主堂までを巡るコースの2つに分かれ、長崎平和推進協会のピースボランティアの学生18人と平和案内人の2人がガイドをつとめ長崎市内の被爆遺構を巡りました。

 事務局としても夕方とはいえ、猛暑期間中の開催であり、参加者の体調面での心配がありましたが、事故・トラブルなく終了することが出来ました。また、今回は集合場所に救護係り待機させる対応も実施しました。

 参加者は、興味深く平和ガイドの説明に耳を傾け、熱心にメモをとるなど、被爆の実相を体感し、学んでいました。

 参加者からは、「若い世代がガイド役を務め、頼もしさを感じた」、「実際に被爆された方のお話は説得力があった」、「暑い中、ガイドを務めてくださり、ありがとうございました」等の意見がありました。

【第2日目 8月8日(木)】

〈6〉被爆の証言(平和の紙芝居)/三田村 静子さん

平和の紙芝居を行う三田 村静子 さん

◆10時00分~11時30分

(司会)グリーンコープ/石原理事

会  場:長崎被災協地下1階講堂

参加者:8生協・71人

 はじめに、原子爆弾の3つの恐ろしさ、特徴を参加者が想像しやすいように日常生活(建物や山の高さ・お風呂のお湯など)に例えて説明しました。その後、平和の紙芝居「松尾あつゆきの原爆句抄」と「黒焦げの少年」を行いました。

 三田村さんから発せられる感情のこもった朗読に、参加者は真剣に耳を傾けていました。参加者からは、「三田村さんにいつまでも元気で平和活動を行って欲しい」、「当時の悲惨な状況が伝わってきた」、「三田村さん、これからもお身体を大事にして平和の紙芝居を続けてください」など三田村さんへの労いと感想が寄せられました。

〈7〉継承者による二重被爆の証言/原田 小鈴 さん

被爆3世の原田 小鈴 さん

◆10時00分~11時30分

(司会)ララコープ/金巻理事

会  場:長崎市役所2階 多目的スペース

参加者:9生協・65人

 ヒロシマ・ナガサキで被爆した二重被爆者の山口彊(つとむ)さんの意思を継ぎ、2011年より次世代に語り継ぐ活動を行っているお孫さんの原田小鈴さんより、山口彊さんの人生を書き残された画像や映像などを通してお話がありました。

 また、4世である息子さん(原田晋之介さん)が次世代に引き継いで活動している内容の紹介もありました。参加者からは「二重被爆者が165名も存在しているとは知らなかった」、「息子さん(4世)まで継承していることは素晴らしいです」、「もっと若い世代が平和の意識を高めないといけないと思った」等の意見が出されました。

〈8〉Change Makers-若者×生協で考える新しい平和活動-
/ナガサキユース代表団 小林 万葉さん、金子 真歩さん

パネルディスカッションに参加した大学生2名
(金子さん、小林さん)

◆10時00分~11時30分

(司会)ララコープ/太田尾理事

会  場:長崎市民会館 6階 第9、10会議室

参加者:7生協・62人

 日本生協連の若い職員の考案による新しい平和活動を考える企画として今回初開催しました。 最所に、長崎で平和活動を取組んでいる若者(大学生)より活動報告があり、その後、この間、生協職員として活動に関わってきた職員より、現在取り組んでいる平和に関する活動報告と現状の課題について報告があり、ディスカッション形式で交流を図りました。次に、今後の「平和活動はどうあるべきか」、「どうしたら参加者を増やせるか」といった論議を交わしました。若い世代とベテラン生協職員の意見交流ができ、これまでにないパターンの分科会となり、新鮮さもある内容になりました。

 参加者からは「平和とは何か、今回は母親として何が出来るか考え参加してみた」、「広島出身の金子さんが長崎で平和活動をする意味合いは何ですか」、「平和をテーマに楽しさもある活動から裾野を広げたい」等の質問と意見が出されました。

2024ピースアクションinナガサキ 虹のひろば

司会の古田 沙織 さん

◆13時30分~15時40分

(司会)NBC長崎放送/古田 沙織さん

会  場:会場:長崎市民会館大ホール

参加者:31生協・756人 オンライン参加者56人を含む
ライブ配信(8/7~8/16)843視聴

 今年は、「戦争も核兵器ない平和な世界を~被爆79年ナガサキの心を未来へ~」をテーマに開催しました。そして、昨年同様、県内外の参加者を会場に招いての開催となりました。最初に被爆者のご冥福を祈り、1分間の黙祷を行いました。

①鈴木 史朗 長崎市長 来賓挨拶

鈴木長崎市長

 最初に生協の平和活動にふれ、「平和とよりよき生活のために」をスローガンにかかげ、本日開催の「虹のひろば」の開催や日頃からの継続的な活動について長崎県民の一人として非常に大事な活動であり、敬意を表したいと述べられました。その後、世界に目を向けると長期化するウクライナ危機や緊迫化する中東情勢などにより、核兵器が再び使用される脅威が高まっていることにふれ、こういった時こそ、このような流れに歯止めをかけるため、次代を担う私たちが被爆の実相を訴えることが肝要と訴えられました。

 この「2024虹のひろば」を契機に、多くの人々が当事者として核兵器の問題を考え、平和をつくる行動につなげることが重要であると訴えました。

 最後に、生協の平和活動と共に行政としても一緒になって取り組んでいきたいとご挨拶されました。

②松井 一實 広島市長 来賓挨拶(ビデオメッセージ)

松井広島市長

 2024ピースアクションinナガサキ虹のひろばの開催への感謝の言葉のあと、核兵器の非人道性が再確認されるなど核兵器廃絶に向けた国際世論が大きくなっている一方、長期化するウクライナ危機と緊迫化する中東情勢などにより、核兵器使用のリスクが懸念されるなど核兵器をめぐる国際情勢は混迷の様相を呈している。

 また、日本政府は、核兵器禁止条約に署名・批准していないことにふれ、被爆国である日本がリーダーシップを取り、進めていくべきであると述べられました。 広島・長崎を最後の被爆地にするため、今後も他人を想いやる気持ちを大切にして継続的に核廃絶に向けた活動が重要であり、次代を担う皆様とともに核兵器廃絶の実現に向けて歩みを進めていくことをお誓いしたいとご挨拶されました。

③日本生活協同組合連合会/代表理事会長 土屋 敏夫 主催者挨拶

日本生協連/土屋 敏夫 代表理事会長

 79年前の原爆投下により、尊い命が多数奪われたことは許しがたいことであり、二度と原子爆弾を使用することのないよう皆で力を合わせて継続的に取り組んで行くことが重要。私たち生協の仲間は、再び被爆者を作らない、地球上から核兵器を無くしたいという想いから核兵器廃絶、そして平和な社会実現のためピースアクション等の様々な活動を行っていますと述べられました。しかしながら、世界に目を向ければ、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化とイスラエルとガザ地区の戦闘は増しており、核兵器の使用危機も高まっていることにふれ、「こんな時こそ、生協の平和活動の価値が問われている時代」、核兵器がない世界を実現し、この機会に共に考え、話し合いたいとご挨拶されました。

④オープニング チアダンスチーム ヴレーリー

ヴレーリーのチアダンス

 出演者総勢40名によるチアダンス

 ダンス曲は、全7曲。1曲目:Start(入場曲)、2曲目:Bling bang bang、3曲目:Yes or Yes、4曲目:Hip、5曲目:WAVE、6曲目:Victory road、7曲目:Living Color(退場曲)でした。

 参加者からは、「子どもたちのダンスに元気ももらった」、「オープニングとして明るく、元気なスタートになって良かった」、「可愛いね、良く練習されてますね」との好評の声がありました。

⑤講演/俳優 斉藤 とも子さん

講演する斉藤 とも子さん

 はじめに、被爆者との親交のきっかけは、1999年、井上ひさし作の「父と暮らせば」のお芝居に出演した際、被爆者を演じたことにより、広島の被爆者との親交が深まったのがきっかけとの説明がありました。その後、2003年頃から長崎の被爆者との親交がはじまり、胎内被爆により生まれてきた小頭症の家族との交流を機に、「原爆の悲惨さ」、「被爆者家族の現在までに至る苦しさ、差別、悲しみ」について共感を得て、これまでの活動に繋がっていると話されました。そして、被爆者の方たちは、気持ちが優しく、他人を思いやる気持ちや痛みがわかる方ばかりで、自分自身も元気をもらったし、生きる力をもらったと述べられました。

 世界に目を向けると、あらゆるところで戦争が行われ、尊い命が奪われている。これは、非常に悲しいことであり、戦争のない世界を作るためにも、みんなが声をあげ、一人一人が自覚して行動を起こすことが大切であると締め括られました。

 参加者からは、「斉藤さんのお話は重みがあり、心に響いた」、「斉藤さんの話をもっと聞きたかった」、「斉藤さんの話を聞いて涙が止まりませんでした」、「斉藤さんの講演を聞き、わたしにも何かできることがあるのではと思いました」等の感想が寄せられました。

⑥高校生平和大使活動報告

 第26代平和大使12名が登壇しパワーポイントを使い、これまでの活動報告を行いました。スローガンは、「微力だけど、無力ではない」その言葉通り、核廃絶の地道な署名活動やイベントに参加しての講演会、そして定期的な学習会と小学生を対象にした平和学習など多岐にわたり活動を続けています。

 発表後、「この声をこの心を」をアカペラで唄い、最後に、次の世代へ平和の大切さを継承して行きたい、若者の力を発揮したいと力強く決意表明されました。

 参加者からは、「高校生の若い世代が、こんな活動をしてくれ頼もしく思う」、「将来に希望を持てる報告でした」、「高校生でこのような平和に関わる熱心な活動が出来ることは素晴らしい」等の意見がありました。

⑦アピール文発表/子ども平和会議

ヒロシマとナガサキの議長4名が登壇

 メンバーを代表してヒロシマ2名、ナガサキ2名の議長が、それぞれに平和のアピール文を発表しました。

 その中で、被爆者の高齢化がすすみ、私たち世代が被爆の継承をしっかり行い、次の世代に引き継いでいく義務があると思っています。そして、核兵器のない世界が本当の意味で平和な世界であり、これに向けて動き出すことが私たちの使命だと考えています、と述べました。また、お互いが理解し合い、話し合うことが大切であり、次の一歩につながると信じていますと訴えて発表を終了しました。

 参加者からは、「子どもたちが平和について考える時間がある、ということが大切であり、それを伝える場となっているため、とてもいい時間でした」との感想が寄せられました。

⑧全国からの声/現地参加者インタビュー、各地域の平和活動報告

 代表して、コープながの、コープみえ、コープかごしまの3県の方たちが登壇して、本日の虹のひろばに参加しての感想含め、報告を行いました。

 現在は、SNS含め、コミュニケーションツールは、たくさんあるので、平和のためにはどうしたらよいのかを発信していきたい。

 また、被爆者の言葉は重みがあり、実際にその場で聞くのと他人から聞くのとでは、全く違うと感じましたので、帰ったら一人でも多くの方に、この思いを伝えていきたいと締め括りました。

⑨長崎原爆被災者協議会/田中 重光会長

長崎被災協田中 重光 会長

 最初に、自身の被爆体験にふれ、爆心地から6km地点(時津町)で被爆したこと。そして地獄のような日々を過ごしたこと、被爆者は、みんな辛く苦しい思いをして暮らしたこと、そして次々と亡くなっていったことについて切実に語られました。

 しかし、世界に目を向けると、核兵器の脅威が増すばかりであり、非常に危機感を抱いていると述べられ、核兵器禁止条約は「我々の希望の灯」であり、今後いかなる状況であろうと核兵器は絶対に使用してはいけないと訴えられました。最後に「長崎を最後の被爆地に」と力強い言葉で締め括られました。

⑩フィナーレ 長崎南山小学校コーラス部

長崎南山小学校コーラス部のみなさん

 総勢35名の子ども達が登壇しました。

 曲目は、①パプリカ、②虹、③祈り、④You raise me ~主により高く抱かれて~ 以上4曲でしたが、アンコールがあり1曲を追加したので、合計は5曲となりました。

 昨年の好評につき、今回もフィナーレは、長崎南山小学校コーラス部にお願いしました。この間、全国コンクールで2度の金賞受賞。また吉永小百合さん主演の原爆朗読会「最高の人生の見つけ方」にも出演しています。

 その実力通り、当日は素晴らしい歌声でみなさん感動の渦でした。どの曲も心に響くものばかりで、まさしくフィナーレに相応しい歌声でした。参加者からも「感動しました」、「よく練習されていますね」、「元気をもらいました」との声が寄せられました。

⑪その他の取り組み/「虹のひろば」と同時開催

・ユニセフすごろく&会場ライブ配信/佐賀ユニセフ協会対応

ユニセフすごろく

 昨年の好評につき、親子と子ども向けに実施しました。佐賀ユニセフから2名と組合員要員2名、そしてライブ配信要員1名で当日の対応にあたりました。親子5組が参加して、すごろくや輪投げをしながらユニセフの活動を通じて平和な世界を学ぶ機会になりました。

・原爆パネル展示/ロビーに展示

ロビー原爆パネル展示

 虹のひろば開始前と休憩時間には、熱心に見て回る方たちがいらっしゃいました。戦争の怖さ、原爆の悲惨さ、平和の大切さを知るきっかけになりました。

 また、文化ホールロビーにおいて、「碑めぐりガイドブック」等の販売を行いました。

・斉藤とも子さん著書販売&サイン会

 虹のひろば終了後、文化ホールロビーにて斎藤とも子さんのサイン会を開催したところ、たくさんの生協組合員から囲まれ、斎藤さんとの会話を楽しむ方や一緒に写真撮影される姿がありました。

 斉藤さんは、「虹にひろば」は、全国のみなさんが参加する、素晴らしい平和のイベントだし、呼んでいただき光栄に思います。また、長崎で講演が出来たきたことは非常に意義があるとおっしゃられていました。

⑫全体を通しての総括

 全体的には、事故トラブルなく、ほぼスムーズな進行が図れました。分科会含め、各役割の方たちがしっかりと役割の遂行していただき、開催できたと思います。開催後の参加者からの感想は、概ね「良かった」との評価をいただいております。

 特に、今回は、新型コロナ感染症が感染症5類に引き下げられ、リアル開催2年目になりますので、より多くの方たちに参加していただきたく、広報を強化しました。(主には以下の5点)

①ララコープ・グリーンコープ(長崎)のご協力により配達時にチラシ配布(合計 34,500枚)

②ララ長崎市内店舗でのチラシ配布(500枚×4店舗 合計 2,000枚)

③長崎市教育課のご協力により長崎市内の小・中学校へのチラシ掲示(104校)

④長崎市役所玄関口と1階エレベーター付近の2カ所に分かれてチラシ配布(約8,000枚)

⑤長崎新聞掲載、テレビ告知、近隣の小・中・高等学校訪問

 その結果、飛び込み(予約なし)の参加者が数多く目立ちました。もちろん、東大渡邉教授の知名度も影響しているとは思いますが、一定の効果はあったのではないかと考えています。また、若い世代の参加者、親子での参加者も多く目につきました。その点は、これまでとは違った企画開催となりました。

 2日間合計で7分科会(平和のまち歩き除く)、57生協・518人の参加(昨年は、4分科会で14生協・390人)、虹のひろばは、31生協・756人の参加(昨年は14生協・390人)でした。

以上

同時企画「ミライの平和活動展」および、「国連原爆パネル展」の活動報告

【企画概要】

・主     催:東京大学大学院 渡邉英徳研究室、長崎国際テレビ、長崎県生協連、日本生協連

・期     間:8月4日(日)~7日(水)10:00~19:00、8月8日(木)~10:30

・会     場:崎市役所2階 市民利用会議室、多目的スペース長崎市役所2階 多目的スペース

・参加者数:期間中延べ1,500名:長崎市役所2階 多目的スペース

 被爆79年の原爆の日にあわせ、初会場となる長崎市役所2階の多目的スペースと市民利用会議室(双方 の仕切り版を取り除き)にて、東京大学大学院の渡邉研究室および長崎国際テレビ、長崎県生協連、日本生協連と共催し、テクノロジーを使った新しい形の平和発信コンテンツの数々を展示しました。

 被爆者の写真や証言が地図上に浮かぶ「ナガサキ・アーカイブ」、VRコーナーではウクライナの被害を3D映像で表現、被爆直後のまちを自らの分身(アバター)で体感できるなど、テクノロジーや最新技術を使って子ども達にも親しみやすい内容で伝わるようにしていました。

 また、ニューヨーク国連本部で開催された、第10回NPT再検討会議での国連原爆展の大型パネルを会場で展示しました。 会場には、鈴木長崎市長が来場され、旧ツイッターXでも紹介してくださり、市民の参加を呼び掛ける投稿もありました。

 

◆ミライの平和活動展の広報について

〈1〉NIB(長崎国際テレビ)からの告知

〈2〉長崎新聞からの告知

〈3〉会場周辺の小学校ほか関係団体の訪問

〈4〉学校関係者の反応ほか

以上

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