県連トピックス

国連軍縮週間イベントとして鈴木達治郎教授を招き学習講演を開催しました。

 国連軍縮週間(10月24日~30日)イベントとして、10月29日(日)長崎市図書館メモリアルホールにおいて、核兵器禁止条約の会(長崎)と長崎県生協連が連携・協力して核兵器をテーマにした学習講演を開催いたしました。

 最所にイスラエルとハマスの軍事衝突により多くの市民の犠牲者が出ていること、また原爆によって犠牲になった方々、長期化するウクライナでの戦争犠牲者の方々を追悼する意味で黙とうをおこないました。

 第1部では、長崎大学核兵器廃絶研究センターの鈴木達治郎教授を招き、「核兵器 今なくさなければ シミュレーションが示す核戦争の脅威」と題して学習講演していただき、核兵器の使用をした場合のシミュレーション(核兵器の与える規模・被害、怖さ、悲惨さ)について説明していただきました。いくつかの質問も寄せられ、改めて核兵器の使用した場合の脅威と決して使用してはいけないといった気持ちを参加者全員が胸に刻むことが出来ました。

 第2部では、鈴木教授と核兵器禁止条約の会(長崎)の朝長万左男共同代表との対談をおこないました。鈴木教授は「具体的な緊張緩和に向けた対話に加え、長期的に核リスクを下げる安全保障のビジョンが必要である」と述べられました。

 また「核戦争が起こると、核抑止に依存しない政策に移行した国まで影響がある」指摘し、核保有国が「核の先制不使用政策などのすぐにできる政策から入り、核抑止への依存を下げていくことが大事である」と結ばれました。

 今後も諸団体と連携しながら核兵器廃絶に向けた取り組みをおこなってまいります。

講演する聞き入る参加者たち 講演する鈴木教授
挨拶を述べる本田共同代表 鈴木教授と朝長共同代表の対談

↑ページの先頭へ戻る