県連トピックス

2024年介護保険制度改定に向けた首長懇談・各自治体訪問の学習交流会の開催報告

長崎県生協連

2023年9月20日

 2024年度介護保険制度・報酬改定について学び、生協の政策提言と物価高騰等に伴う緊急支援要望など、長崎県生協連として自治体訪問活動を実施することにつなげることを目的として今回の学習交流会を開催いたしました。

 講師に全国コープ福祉事業連帯機構 事務局長の白間勝則様をお迎えして9月15日(金)ろうきん長崎支店の会議室において「2024年介護保険制度改定に向けた首長懇談・各自治体訪問の学習交流会」を開催しました。

 当日の参加者は、3生協、26名参加者のもと質疑応答含め、活発な意見交流が出来ました。

 講演内容としては、①85歳以上の高齢者の急増と生産年齢人口の減少が急速に進んでいる現状、②認知症や要介護が増加し、それに伴い介護人材不足の深刻化や地域格差が拡大する現状の問題、③今後の介護保険を取り巻く状況と2024年度介護保険制度改定への「生協の政策提言」の4つの重点テーマについて話されました。

 
講師の白間 勝則 様 真剣に聞き入る参加者

 介護職の人材不足については、参加者からも深刻な問題であると切実な意見が出され、今後、対応策を早急に講じる必要があると感じました。

 今後、高齢化が進んでいく中、待ったなしの状況であり、民間連携した取り組み構築を行っていく必要性を実感しました。

 また、各自治体訪問活動等での要請内容は、①自治体の第9期介護保険事業計画に、地域拠点づくりの核となる地域密着型サービスを重点として位置づける要望、②介護保険の利用者負担引き上げ、要介護1・2の地域支援事業(総合事業)への移行への反対について要望、③自治体での国の交付金や基金を活用した取り組みの要望の3点であり、長崎県生協としても今後、行政への訪問を予定しており、相互でコミュニケーションを図りながら、消費者のみなさんが安心してくらせる社会づくりに向け、活動を続けてまいりたいと考えています。

 
質問する参加者 会場の様子

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