県連トピックス

第32回ながさき平和大集会

 ながさき平和大集会は、被爆者であり医師の故・秋月辰一郎さんが呼びかけとなり、1989年から平和を願う市民の誰もが参加できる集会としてはじまりました。

 今年は6月12日、3年ぶりに長崎市での開催となりました。 主催者である核兵器廃絶地球市民集会ナガサキの朝長万左男委員長より開会挨拶、田上長崎市長より祝辞があり「将来、被爆者のいない時代を迎えたときに被爆の実相を伝え核兵器廃絶の運動をどう継続していくかが大きなテーマとなる。例えば長崎の高校生たちの活動は一つの道筋を示してくれている」と挨拶がありました。

 秋月平和賞は被爆者による被爆者歌う会「ひまわり」に贈られました。7年前には約60人だったメンバーは現在11人。今年の8月9日平和祈念式典で合唱しますが、式典への参加は今年で最後になるということです。また、「今こそNO MORE NAGASAKIを世界へ」と題した長崎大学核兵器廃絶センターの林田光弘さんの講演、ナガサキ・ユース代表団や高校生平和大使など、将来の平和運動を担う若い世代の積極的な活動が報告されました。

 その後、今月21日から開催される「核兵器禁止条約第一回締約国会議」に参加する被爆者らの紹介がありました。集会では「国際法に違反するロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮のミサイル連続発射を抑制するためには国際世論を高め、かつてベトナム戦争、中東戦争、印パ戦争を克服したように、対話と信頼醸成を取り戻そう」とする緊急平和アピールが採択されました。

 
朝長 万左男 委員長 田上 富久 長崎市長
 
秋月平和賞授賞式 受賞者「被爆者歌う会ひまわり」
 
講演 林田 光弘さん 高校生平和大使
 
ナガサキ・ユース代表団 「核兵器禁止条約第一回締約国会議」参加者

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