県連トピックス
米国臨界前核実験に抗議します
アメリカ合衆国
ジョー・バイデン大統領 閣下
アメリカ合衆国における臨界前核実験の実施に強く抗議します。
貴国が2020 年11 月に西部ネバタ州の核実験場で核爆発を伴わない臨界前核実験をおこなっていたことが、米ロスアラモス国立研究所の文書で明らかになりました。
私たちがこれまでも抗議してきたにもかかわらず、核実験を強行した行為は被爆地長崎の心情を踏みにじるものであり、断じて許すことはできません。
また、今回の核実験は、核兵器禁止条約の発効が決まった中でおこなわれており、国際社会における核軍縮・不拡散への取り組みに逆行し、核実験が繰り返されていることに強い憤りを覚えます。
長崎県生活協同組合連合会は核兵器のない世界の実現に向け「ヒバクシャ国際署名」などの平和活動に取り組んできました。貴国に対し、核兵器の維持や開発を目的とした核実験を一切おこなわないことを強く要請いたします。
本日、就任されたジョー・バイデン大統領閣下のご英断により、貴国核軍縮政策の早急な方向転換を実施いただき、「世界の恒久平和と核廃絶」に向けて、ご尽力いただけるものと切望しています。
2021年1月21日
長崎県生活協同組合連合会