県連トピックス

INF全廃条約破棄に対する抗議文

アメリカ合衆国

ドナルド・トランプ 大統領閣下

INF全廃条約破棄に対する抗議文

先般、2月1日に貴国が発表し、その後報道されているINF(中距離核戦力)全廃条約の破棄に対し、強く抗議します。当条約の破棄においては代替措置なしに撤廃されれば核兵器使用のリスクが高まり、世界各国が平和を願い、その非人道性から核兵器の廃絶を求めて努力している中、逆行するものです。更に私たち被爆地の心情を踏みにじるもので断じて許すことはできません。

長崎では被爆者の方々は73年前の自らの体験を語り伝えることで、二度と核兵器が使われることのないよう、だれひとり核の惨禍に見舞われることのないよう、長崎を最後の被爆地にという思いで、核兵器廃絶と世界の恒久平和が実現できることを願い取り組みをすすめてきました。

私たち長崎県生活協同組合連合会は、被爆地ナガサキの生協として被爆者の想いにともに寄り添い、そして国連における核兵器禁止条約の採択を受けて、世界の平和と核兵器廃絶に向けた「ヒバクシャ国際署名」の取り組みを広げています。

こうした私たちの願いを無視した貴国政府の行動に対し抗議するとともに、今後貴国が対話を重視し、リーダーシップを発揮して、世界の国々が核兵器禁止条約の批准と署名を行うような行動を求めます。

2019年2月14日

長崎県生活協同組合連合会

常任理事会

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