県連トピックス
2017ピースアクションinナガサキが開催されました。
2017年8月7日(月)~8日(火)に2017ピースアクションinナガサキが開催されました。
今年は新しい企画として8月7日と8日に原爆の証言「原爆資料館内で聴く被爆証言」が加わり、分科会も10会場で開催。またピースアクションinヒロシマで行われていました「子ども平和会議」と「平和Café」」も長崎で新たに取り組みました。
台風接近で参加者のキャンセル等もありましたが、参加者は延べで42生協1,060人となりました。参加された皆様ありがとうございました。
8月7日 生協平和のまち歩き(原爆資料館)
参加者6生協26人(大人17人児童9人)、原爆資料館は、被爆の惨状を示す多くの資料を大切に保存・展示するとともに、原爆が投下されるに至った経過や核兵器開発の歴史など、ストーリー性のある展示を行っています。プロジェクションマッピングも新設され原爆の被害状況が目で見列用になっています。
8月7日 生協平和のまち歩き(原爆落下中心地から浦上天主堂コース)
参加者6生協20人(大人14人児童6人)、1945年8月9日午前11時2分、長崎に投下された原子爆弾は長崎市松山町171番地上空約500mで炸裂しました。この落下中心地から北東約500m地点にある浦上天主堂のコースです。浦上天主堂は原爆により一瞬のうちに崩壊、鐘楼の片方は今も残されています。
8月7日 被爆の証言と紙芝居
参加者7生協37人(大人33人児童4人)、被爆の証言者は池田道明さん、山里国民学校1年生(6歳)の時爆心地から700mの長崎医科大学付属病院で被爆。
紙芝居は三田村 静子さんが読み手で、4歳8ケ月で爆心地より1.5kmで被爆した小峰 秀孝さんのお話を元にした紙芝居で参加者に伝えました。
8月7日 原爆資料館内で聴く被爆の証言
参加者7生協30人、証言者は奥村 アヤ子さん、被爆当時は8歳、爆心地に近い城山町(500m)で被爆。一瞬にして9人の家族は引き裂かれ、一人ぼっちになってしまいました。このような悲しさと苦しさを、次代を担う子供たちに与えてはならない、そのために核兵器廃絶を訴えています。
8月7日 生協平和のまち歩き(青少年ガイド)
参加者10生協43名(大人38人児童5人)、平和記念像(点を刺した右手は原爆の脅威を、水平に伸ばした左手は平和を示している)公園周辺を巡りました。長崎の鐘は被爆から33回忌にあたる1977年委立てられました。軍需産業で働いていた人々の慰霊のためのモニュメントです。浦上には、当時いくつもの軍需工場があり、働いていた学生など多くの人々が犠牲になり巻いた。
8月8日 生協平和のまち歩き(城山小学校)
参加者5生協39名(大人32人児童7人)、城山小学校は爆心地からわずか500mの距離に位置しています。原爆投下時西方の丘に立っていた城山小学校(当時は国民学校)は、約5000度の灼熱と秒速約250mの爆風をまともに受け校舎は破砕焼失しました。校教職員31人と児童の8割約1400人が、学校や家庭で爆死したと想定されます。現在も小学生が通う校内には祈念館や祈念碑、亡くなった娘への想いが詰まった桜の木などの遺構があります。
8月8日 平和のまち歩き(山王神社周辺コース)
参加者7生協23人(大人19人児童4人)、爆心地から約900mにあった山王神社は、原爆により社殿は跡形もなく崩れ、境内にあった2本のくすの木も枯れ木同然となり、蘇生は無理かと思われましたが、1945年10月初め頃新芽を吹きだし、人々に復興の希望を与えました。また賛同には4つの鳥居がありましたが、二の鳥居だけが奇跡的に残されました。(片足鳥居)
8月8日 被爆の証言(原爆資料館)
参加者6生協61人(大人50人児童11人)、前日の被爆の証言(原爆資料館)と同じく証言者は奥村 アヤ子さんでした。
前日は台風の関係で少なかったのですが、今回は61名の方が参加し聴き入っていました。
8月8日 じっくり聴く被爆の証言(長崎市民会館内会議室)
参加者13生協59名(大人56人児童3人)、証言者は池田 早苗さん、被爆当時12歳、母と郊外の農家に買い出しに行く途中、爆心地から2kmの屋外で被爆、爆心地から800mの自宅で被爆した姉、妹、弟5人は8月19日までに次々と亡くなりました。
8月8日 2017子ども平和会議inナガサキ(長崎市民会館内会議室)
長崎では初めての取り組みで11生協48名の子どもたちが参加しました。事前に自分たちの住む地域から戦争のことを学んできて、グループごとに意見を出し合い、最後にアピール文を作成し、虹のひろばで発表しました。
8月8日 平和Café(長崎市民会館内会議室)
参加者は5生協11名、「2017ピースアクションinナガサキ」の参加者が、平和について交流しました。
8月8日 虹のひろば(長崎市民会館文化ホール)
参加者41生協650名、今回の虹のひろばの司会は長崎NBC放送の古田 沙織さん、聴きやすく、柔らかな語りで進行させていきました。
長崎玉成高校ハンドベル部
オープニングは長崎玉成高校ハンドベル部のハンドベル演奏、総勢18名で千羽鶴とくるみ割り人形を演奏。「千羽鶴」は、毎年8月9日の平和祈念式典で歌われるほか、毎月9日の午前11時2分には市内の防災行政無線を通じて放送されている曲です。
会場内の模様 | 主催者挨拶する 日本生協連本田英一代表理事会長 |
黙祷する会場参加者 | 田上長崎市長(代読は三藤長崎副市長) |
活水高校平和学習部によるふりそでの少女プロジェクトと長崎アーカイブ
私立活水高校は、1879年に創立、校舎を長崎市内にある女子高校です。平和学習部は、週末に校外で平和のためのボランティア活動や学習活動を行っています。また、部員の何名かは高校生一万人署名活動や長崎市の青少年ピースボランティアでも活躍しています。
田中重光さんの被爆の証言
当時5歳で被爆された田中重光さんから短い時間ですが、被爆体験をお話していただきます。
田中さんは、現在77歳。長崎被災者協議会の副会長として、継承活動に励んでおられます。
長崎被災協柿田事務局長より取り組みの紹介
この間にお取り組みを紹介し、最後に長崎大学の学生が作った「ヒバクシャ国際署名」の映像を映しました。
子ども平和会議アピール文の発表
午前中に「2017子ども平和会議inナガサキ」の参加者を代表して子ども平和会議の議長団に、平和への想いを発信。
被爆者歌う会「ひまわり」
「浦上」「もう二度と」「We Never Forget」の3曲合唱、今年はピアノだけではなく、バイオリンも加わりました。
会場の皆さんも、一緒に「We Never Forget」を歌いました。
ロビーでは原爆パネルを展示
「参加者アンケート」はこちら【PDF:142KB】