県連トピックス

2016ピースアクションinナガサキ開催されました。

 8月7日(日)~8日(月)にかけてピースアクションinナガサキが開催され被爆の証言、平和の街歩きに延べ421人、虹のひろばに43生協850人の参加がありました。

8月7日(日)

被爆の証言「被爆の証言と紙芝居」

13生協95人

被爆者の上田 亨(うえだとおる)さんは当時13歳、爆心地より約2.5kmの自宅で被爆。学校に行く準備中に落下傘付新型爆弾が落ちてくるのを確認し、目の前で炸裂しました。

生協平和の街歩き「原爆落下中心地から浦上天主堂コース」

8生協38人

原爆落下中心地碑―如己堂・永井隆記念館―浦上天主堂等の平和公園近辺の主要な原爆遺構を巡りました。

「城山小学校コース」

1生協11人

原爆落下中心地から約500mの城山小学校学校を中心に、周辺の被爆遺構を見学しました。

「原爆資料館コース」

4生協29人

今年新設したコースで、原爆資料館と原爆死没者追悼平和祈念館をめぐりました。

「平和公園散策コース」

13生協56人

高校生や大学生を中心に構成されている青少年ピースボランティアのガイドで平和公園内の記念像―モニュメント―原爆遺構などを説明受けながら見学しました。

8月8日(月)

生協平和の街歩き「旧長崎医大から山王神社コース」

5生協21人

長崎大学医学部―山王神社―一本足鳥居等の山王神社周辺の被爆遺構をめぐりました。

「平和公園散策コース」

6生協61人

地元生協ララコープのガイドによる説明で平和公園周辺の主要な遺構を巡りました。

被爆の証言「じっくり聴く被爆の証言」

18生協110人

被爆者の池田早苗(いけださなえ)さんは当時12歳。母と郊外へ買い出しに行く途中、爆心地より2kmの屋外で被爆。

虹のひろば(長崎市民会館文化ホール)は43生協850人参加となりました。

今年のテーマは「戦争も核兵器もない平和な未来を」~継承・ナガサキの想いを誰に伝えますか!?~

オープニングは雲仙市立小浜中学校吹奏楽部マーチングバンド演奏。

昭和40年に創部され、マーチングでは九州代表として全国大会に12年連続出場し、10年連続金賞受賞。

長崎メドレーをはじめに、いろいろな演奏等を披露してくれました。

田上 富久(たうえ とみひさ)長崎市長の挨拶 日本生協連浅田克己(あさだかつみ)代表理事会長の挨拶
参加者全員で黙祷

リレートーク

被爆体験の継承を目的としたボランティアで、平成24年に国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館主催の「被爆体験記朗読ボランティア育成講座」が始まり2年間の研修終了後、登録メンバーで「永遠の会」として活動を始めました。

今回大塚さん、吉田さん、室井さん、本村さんが会の紹介と朗読を行いました。

被爆者の池田早苗(いけださなえ)さんは当時12歳。母と郊外へ買い出しに行く途中、爆心地より2kmの屋外で被爆。

被爆二世としての継承活動を柿田富美枝さんが話をしました。

お母さんが21歳の時に長崎市職員で公会堂で勤務中に被爆(爆心地より3km)。お母さんの被爆体験を聞き、戦争反対、核兵器廃絶の想いを強くし、被爆二世としての身近な被爆者の体験、願いを継承し、次の世代に伝える活動を行っており、その報告と普段行っている被爆体験を語ってもらいました。

高校生一万人署名活動実行委員会平野伸人先生(ひらののぶと)先生

1998年にインド・パキスタン核実験をきっかけとして、核兵器の廃絶を訴えるために国連に派遣されたのが高校生平和大使のはじまりです。

署名数は累計で1,337,598筆(2015年8月時点)となり、国連欧州本部に展示されています。

今回は全国から50名ほどの高校生がきてステージで紹介されました。

「2016子ども平和会議」報告

子どもたちが自分たちの住んでいる地域の戦跡や資料館を訪問するなど、平和について事前に学習し、「2016子ども平和会議」へ参加。

「核兵器や戦争等の争い事をなくすために私たちができること」をテーマに交流、会議の最後に平和についてのアピール文を全員で採択。

議長団の太田さん、松本さん(広島)がアピール文鵜を読み上げました。

長崎から6名の子どもたちが参加し登壇しました。

フィナーレ 被爆者歌う会「ひまわり」

歌を通して平和や核廃絶を訴えようと2004年10月発足した合唱団で、長崎市在住の音楽家寺井一道さんが主催し、現在、69歳から90歳までの被爆者60名が所属しています。

昨年、ニューヨークでNPT(核拡散防止条約)の再検討会議が開かれた際には、現地に赴いてコンサートを開き、原爆の被害を訴える力強い歌を世界中へ向けて披露するなど活発な活動を続けています。

2010年からは、8月9日の平和祈念式典の会場で「もう二度と」という歌を合唱し、「二度と被爆者を地球上に生み出してほしくない」というメッセージを発信しています。

今回は「浦上」、「もう二度と」、「明日こそきっと」を歌い、想いを伝えました。

今回参加者の声をご紹介します。

  • ナガサキとヒロシマはとても似ていて、被爆者の方が願い続けている。核兵器廃絶には変わりないと思いました。」(小学生・広島から参加)
  • 地震は怖かったけど、戦争はもっと怖いなと思いました。」(小学生・熊本から参加)
  • 自分の目で見て、現場に立つことで感じること、思うことを大切にしていきたいです。
  • 中学生のオープニングはとてもすばらしかったです。被爆体験は何度聞いても悲しく空しく、本当に戦争、原爆は嫌だと思いました。平和な毎日を過ごす私たちは本当に幸せだと思いました。
  • 高校生もこんなに平和に関心を持ち、活動していることに驚き、また感動しました。
  • 自分達の住む地域の戦争体験などを伝える活動をしています。ですが、ナガサキのように街全体が『伝えること』の使命を担っているとはいえません。本当はすべての地域でこのような思いを引き継いでいかなければ平和をつむぎ続けることは難しいと感じています。
  • 「原爆と人間展」、平和のありがたさを一層感じました。子ども達が継承活動をたのもしく思いました。
  • 家に帰ったら、家族や友人に今日あったことを言いたい。(小学生・三重県から参加)
  • 長崎に住んでいるが、知らないことがたくさんあり、貴重な体験だと思った。

参加された全国の皆さま、見て、聴いたこと、ナガサキの想いを伝えてください。

ありがとうございました。

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